即席実験室

先日の伊集院は
対米輸出HACCPの定期監査でPCQIとしてのお仕事でした。
定期監査では、工場内の衛生検査はもちろん、
製品の規格の妥当性なども検証します。
衛生検査はいつもお世話になっているキョクイチHDの山口さんに、
最終的なレビューまでお願いしています。
衛生検査は今回で3回目でしたが、
環境改善によっていろんな成果が見えてきたり、
目に見えない菌環境が見えてきたり、興味深いです。

製品の規格の妥当性では、
数値を用いて、これが妥当であるかの検証をするので、
一部の製品は事務所に持ち帰って測定を行います。
ということで、事務所に即席の実験室ができました。

爽敵機器類

即席の実験室といっても、
ちっちゃな機器を並べただけなのですが、
こういう機器も、ちゃんと校正してから使わないと、
データに信頼性が薄いです。
今回の測定結果は、
衛生検査で指摘された内容と重なる部分がありましたので、
もう少し慎重に検査する必要がありそうです。

HACCPについてはいろんな誤解があったり、
皆さん、すごい難しそうとか面倒くさそうとか思うようですが、
消費者の皆さんに安全安心なものを届けるための仕組みづくりで、
消費者の皆さんもそうですが、
最終的には事業者の皆さん自身を守るためのものでもあります。

それをしっかり伝えられるよう、
そして、食品事業者さんのものづくりの手伝いができるよう、
県内あちこちを回っています。

森好子