焼き海老雑煮
昨日、仙厳園で島津家に代々伝わる『焼き海老雑煮』を味わう会というのが
開催されたとニュースが流れてました。
このとき使う焼き海老はというと・・・
八代海の晩秋から冬の風物詩「ケタ打瀬漁」でとれたクマ海老を焼き干ししたものを使います。
それを一昼夜水に漬けてだしを取ります。
あ!
でも、今年はうちもちゃんと焼き海老雑煮だったんです!!!
ちなみに、頂き物の焼き海老だったのですが、
なんと1匹千円くらいするので、なかなか自分で買うのには勇気が必要かも(; ̄ー ̄A
でも、たった一昼夜漬けておくだけで、
本当においしいだしが取れます。
手間暇かけて作られた焼き海老だけに、だしの味わいは格別です。
今、だしも粉末だしとか、手軽に使えるものが増え、
手間をかけずにおいしくという感じになっていますが、
「ご馳走」の由来のように、
手間暇かけて、あちこち走り回って集めたものでおもてなしをしたという
昔ながらのおもてなしの心を忘れてはいけないんだなぁと
食に携わるものとして、改めて気持ちを引き締めたお雑煮でした。
森好子