ワイズプラス通信

店産店消

「店産店消」って聞いたことあります?
飲食店内の植物工場で作った採れたて野菜を食材として提供するというものです。

店産店消

金曜日の日経MJの記事です。
野菜、主に葉物野菜を
天候に左右されず、水や光量、温度、栄養分などを管理して収穫する植物工場。
ダイエーがららぽーとに設置した第1次ブーム。
そして、カゴメなど大手ベンチャーが着手した第2次ブームに続く、
第3次ブームがこの「店産店消」という生産過程を「見せる」化した動きです。
生産者の顔が見えて安心ということで、
直売所などを利用する人が増えてきています。
それと同じような理由で、
どこで誰が作って、どんな農薬を使われたかわからないものより、ずっと安心。
しかも緑に癒されるということで、
この記事にある汐留の店は開店2週間で約3000人が来店したということです。
今年は天候不良で、野菜の高騰が続いていました。
天候に左右される農業って本当に大変な仕事だと思います。
それに比べると、人が様々なファクターを管理し、野菜を育てるというのは
とても効率的なように思います。
実際、経済産業省と農林水産省では国内の植物工場を
09年4月から3年間で3倍の150カ所に増やすという計画を立てているそうです。
でも・・・
なんか、ホントにいいのかなぁ?という気がするんですよね。
なぜかって・・・
人間は太陽を浴びたり、風に吹かれたりすることで、健康であると思うのです。
それは植物でも同じなんじゃないかなと。
私たちが野菜を食べる意味の一つに、
自然からのパワーをいただくというのがあるように思います。
でも、植物工場で育った野菜にはそれがないような気が。
食糧自給率の低い日本では、
いざというときのためにこの植物工場が必要なのかもしれませんが、
それより、もっと大切なことがあるような気しませんか?
皆さん、どう思いますか?

森好子