梅しごと 科学的検証

今年は多めに仕込んだはちみつ梅。
塩分濃度が低いのですが、
ちょっととある方法を昨年から試しており、
科学的にどうなんだろう?と検証を進めています。
(大げさ?)

昔ながらのしょっぱい梅干しの塩分濃度は18~20%です。
これは、高い梅の塩分濃度で保存性を高める方法です。
市販の減塩梅のほとんどは、何かしらの添加物を加えて、
保存性を高めています。

昨年からチャレンジしている方法は、
他の素材を加えて、保存性を高める方法です。

昨日は、5月30日に下漬を始め、
梅酢が上がったところで、はちみつと氷砂糖を加えたものの
水分活性を測ってみました。

水分活性

このちっちゃな水分活性器はかなり高価な機器ですが、
加工食品開発ではとても役に立ちます。
菌が利用できる水の量を測る機器です。
(実際の水分量とは違う概念です)

昨日の時点での水分活性は0.94。
まだまだ高いですね。
できれば0.8を切りたいと思うのですが、
それはちょっと難しいかな?
干したら、少しマシかな?

ということで、まだまだ実験は続きます。
それまでカビさせないよう、
十分気を配りたいと思います。

森好子