いよいよ!

今日から6月1日
HACCP制度化が施行されます。

食品に携わっている人で「ん?」と思った方。
そんなんではダメですよ。

食品事業者は消費者に安全安心な食品を提供する義務があります。
HACCP制度化はそのために始まった取り組みで、
食品事業者が安全安心な食品を提供するための仕組みです。
この仕組みは、どんなものを作っているのか、
飲食店営業なのか、加工食品製造なのかでも変わってきます。
だから、同じ基準で全てを管理しようとするのは難しいです。
そして、いろんな認証制度があるのですが、
今回、そのような第3者認証は必要ないとされています。

だから、自分たちの状態に合わせて、
それに合った衛生管理をすればよいのです。
なんとなく、認証取った方が楽ですよね?とかいうお声も聞きますが、
例えばどうしても海外に輸出したい!とかでなければ、
認証取ったりする必要はありません。
逆に認証は邪魔になることが多いです。
輸出にはそれぞれの国に応じた対応が必要なので、
今ある認証では対応できないところも多くあります。

ちゃんとした知識を身につけて、
どのように対応していけばよいのか、
自分に合った方法でやって欲しいなと思うのです。
もし、どうしたらいいか分からない!というのであれば、
商工会議所や商工会に相談すると、
専門家派遣制度を使って指導にお伺いすることも可能です。

PCQI資格

PCQIとして、海外輸出に使う書類にサインすることも可能ですので、
(こちらは専門家派遣制度では利用できません)
お気軽に相談くださいね。

いずれにしても、HACCPはそんなに難しい制度ではありません。
そして、記録をすればいいだけのものではありません。
お客さまに安全安心な食品を提供するための仕組みです。
そこを分かって運用して欲しいなぁと思うのです。

森好子