学校給食等地元食材利用促進研修会

昨日は出水地区で行われた
学校給食等地元食材利用促進研修会に
専門家として参加させていただきました。

学校給食は1日240円(出水小の場合)という低予算で
運営されています。
衛生管理基準はとても厳しく、
限られた予算の中で、なるべく国産のものを活用して
栄養バランスの取れた給食を作るというのは
本当に大変なことだと思います。

低予算なら地元の農家さんたちの食材を有効活用したほうが
いいんじゃないかという意見が出てくるのは当然のことだと
思います。
でも、実際は、受け入れ態勢、発注など様々な問題があり、
そう簡単には事が運びません。
これを実現するためには、例えば、直売所の中などに
一次加工ができる仕組みを作ったりするなど、
まずは仕組みを変えることから取り組まねばなりません。

ということで、昨日は、地元の加工グループの方々が作っている
加工品を活用できないかというマッチングの取り組みでした。

加工品の試食

ここ北薩地区でも様々な加工品が作られています。
これらをどうやったら給食に活用でき、
子どもたちに、地元食材やその有効活用を知ってもらうきっかけに
なるのか、そんなことをみんなで話しました。

給食に携わる方々が地元食材の生産者さんたちと
マッチングする機会が少ないこと、
給食の現場の意見を私たちが知る機会がないことなど、
直接会って話して初めてわかることがたくさんありました。

これを機会に、給食に、「地元の食」がもっと取り入れられていけばいいなぁと。

そのためには食と農をつなぐコーディネーターと同じような存在が
ここに必要なのだと感じました。

今回のご縁をくださった北薩振興局のNさん、
ありがとうございました。

森好子