食が出水を熱くする~新・ご当地グルメ開発のすすめ~

出水 新・ご当地グルメ
九州新幹線全線開通に向けて、鹿児島もだんだんと盛り上がってきています。
昨日は出水で開催された
食が出水を熱くする~新・ご当地グルメ開発のすすめ~
という講演会に行ってきました。
講師はじゃらんリサーチセンターのヒロ中田さん。
鹿児島で訪れたことがあるのは出水だけで、しかも2回だけという方で、
「北海道じゃらん」で活躍され、いろいろな新・ご当地グルメ開発に携わってきた方です。
彼の提唱する「新・ご当地グルメ」とは、
地産地消型のご当地グルメによって、交流人口を増やし、
地域を元気にする!というものです。
納得できることや勉強になることもたくさんあったのですが、
約2時間の講演でしたが、聞いているうちに、
だんだんと、悔しくなってきました。
というのも、はじめに書いたとおり、彼が出水に来るのは2回目。
出水のことをよく知りません。
だから、客観的に物事が見えるといえばそうなんですが、
地域密着型の地域活性化とかけ離れているように思います。
そして、ヒロ中田さんが最後に提案した出水の新・ご当地グルメは・・・
これを聞いた時の会場からの反応はなんと、ノーリアクション・・・
「え~!?」とか、「素晴らしい!」とかいう反応があることはあっても、
ノーリアクションというのは初めてのことだったみたいです。
私が思うに、
みんな当たり前すぎて、そして、がっかりして、
反応できなかったという感じでしょうか。
今回の出水の取り組みは、
鹿児島市で行われている
「美味のまち鹿児島~薩摩美味(ぅんまか)維新」と比較すると
対照的だと思います。
有名なコンサルを入れて、
トップダウンで商品を開発するのは簡単ですが、
地元を盛り上げていかないと、地域が元気になる!というのは
難しいように思います。
出水には「わくわく菓笑クラブ」のような、お店の垣根を越えて、
協力して新商品を生み出すというような、素晴らしい風土がありますから、
有名なコンサルに主導してもらうのではなく、
ちょっとアドバイスしてもらうだけで、いいものが作れるような気がします。
そういういい風土をまとめ上げプロデュースすることができるコンサルになれるよう、
もっともっと、力をつけなくてはいけないですね。
頑張ります!
森好子