しょうがん炊き

前々から気になっていた出水の本町商店街にある
仲町食堂にお邪魔してきました。
ここは、「いずみ親子ステーキご飯」や「いずみさん」等の
ご当地グルメにも力を入れています。
仲町食堂はメニューもたくさん!
仲町食堂
柑橘を使った唐揚げも気になりましたが、
でもでも、今回の目的は「いずみさん」の「しょうがん炊き」
だったので、唐揚げ付きのしょうがん炊きをお願いしました。
しょうがん炊き
しょうがん炊きというのは出水の赤鶏と季節の野菜を味噌で煮込んだ、
さつま汁の具が大きい感じの煮込みです。
上にのってる「カエル」みたいなのはなんだろう???と思いつつ、
いただきました。
おだしのきいて野菜の旨みがたっぷり♪
好みで味噌を溶かしながらどうぞ、と書いてありましたが、
味噌なしでも充分おいし~(^ー^* )♪
鶏肉が少しパサパサになっているのが残念でしたが、
寒い季節にはいいですね。
で、煮込みに入っていた「カエル」ですが、
後で調べてみたところ・・・
関ヶ原の戦いで島津義弘を守って手柄を立てた山田昌厳という人が
出水の地頭になったとき、
歓迎の宴で出された吸物に「カエル」が入っていたのですが、
彼はものともせずカエルを食べてしまい、
彼がお返しの宴をしたときには吸物に「針」が入っていて、
さすがにそれを食べることができなかったという出来事から
きているそうです。
山田昌厳の教えは「出水兵児修養掟」の元になっているようです。
山田昌厳についてはこちらに詳しく書いたページを見つけましたので、
のぞいてみてくださいね。
あ、ちなみに、カエルの形をしたものは魚のすり身の天ぷらで
カエルじゃなかったです。
せっかくなので、こういう歴史的な説明がメニューにあったらうれしいですね。
「いずみさん」にはこのほか以前紹介したスイーツ等もあります。
新幹線で鹿児島からもずいぶん近くなった出水。
新幹線代はかかりますが、おいしいものがたくさんあるのは太鼓判。
今の時期は上場高原のコスモスもキレイです。
せひ探索に来てみてくださいね♪
森好子