かごしま食のスペシャリスト人材育成研修「鹿児島食材の活用をプロに学ぶ(調理実習)」

今日はかごしま食のスペシャリスト人材育成研修
「鹿児島食材の活用をプロに学ぶ(調理実習)」でした。
今回のテーマは美味のまち鹿児島でも検討した
「美味(ぅんまか)両棒」です。
しかも、鹿児島の伝統野菜でもある「ハヤトウリ」を使うのが条件です。
ハヤトウリ
ハヤトウリには写真のような緑のものと白いものがあり、
緑は品種改良されていて、クセやアクがほとんどありません。
鹿児島ではみそ漬けとか漬け物に利用されていますが、
使い方が分からなくて捨ててしまっているという話があったり。
実際、受講生の中にも初めて見ました!という人もたくさんいて、
今日の調理実習までに、食べてみたりしてみたようです。
でも、実際できあがった「美味両棒」を見て、
アイディアの豊富さにビックリ!!!
かごしま食のスペシャリスト人材育成研修
ピザ生地にトマトベースハヤトウリと和風ハヤトウリの具を入れて包み揚げした作品です。
ハヤトウリの黒糖コンポート、意外に美味しかったです。
かごしま食のスペシャリスト人材育成研修
全部ロール状にしてあり、黒豚やタカエビ、紫芋などが使われていて、
盛りつけもかわいくて、見た目も楽しめる作品です。
タルタルソースの中に入ったハヤトウリが美味しくてビックリ!
かごしま食のスペシャリスト人材育成研修
ひと串でフルコースが味わえる作品。
まずは前菜のハヤトウリのハムチーズロール、次がキビナゴ&ハヤトウリ、
黒豚のそうめん巻き揚げ、ハヤトウリ白玉の安納芋餡です。
ハヤトウリのすり下ろしで練った白玉粉がモチモチでした。
かごしま食のスペシャリスト人材育成研修
子どもが好きそうなアメリカンドッグの中はハヤトウリと黒豚です。
里芋モチモチ揚げもなかなかGood。
ロールケーキの中にはなんと黒豚が!スィーツに黒豚!?って感じでしたが、
これが意外に「アリ」でまたまたビックリ♪
かごしま食のスペシャリスト人材育成研修
最後が今回講師をお願いした徳永食堂の徳永シェフの作品。
しっかり熟成させた自家製パンチェッタの入った里芋団子は、リコッタチーズの風味がきいてます。
もう一つは塩豚をつかったポトフ串。
塩豚や野菜の旨みがしみ込んだハヤトウリはめちゃうまでした。
こんな風に、いろんなアイディアを出して作ると、
ホントにおもしろいですね!
美味のまち鹿児島も、もっと一般の方からのアイディアを公募して、
飲食店を巻き込んで実施すれば、
さらにおもしろい市民手作りのイベントになれるのではないかなと
改めて思いました。
6日間にわたったかごしま食のスペシャリスト人材育成研修も明日で最終日。
この研修を機に、受講生が鹿児島に興味を持ち、
鹿児島の食を盛り上げてくれることを願っています。
森好子